東京都世田谷区で2000年12月に宮沢みきおさん=当時(44)=の一家4人が自宅で殺害された事件で、警視庁成城署捜査本部は19日、犯人が現場に残したものと同じトレーナーが全国の14都道府県で130着販売され、うち4割に当たる52着が静岡県内で販売されていたと発表した。
捜査本部はこのトレーナーについて、犯人が現場で脱ぎ捨てた有力な物証とみているが、購入者が判明したのは12着だけ。静岡県内での販売数が東京の10着や長野の22着を上回ることから、23日にJR静岡駅で事件に関する情報提供を求めるチラシを配布する。
長崎県西海(さいかい)市の2女性殺害事件で、亡くなった山下美都子さん(56)の3女(23)が元交際相手で三重県桑名市霞町1の筒井郷太容疑者(27)=殺人容疑などで逮捕=から暴力を受けているとして山下さんの夫誠さん(58)が、三重県警に相談していたことが分かった。
三重県警によると、11月下旬、誠さんから電話で「娘が(筒井容疑者から)暴力を受けている」との相談があった。三重県警は、筒井容疑者が千葉県習志野市内の三女宅で三女と同居していたため習志野署に連絡したところ、10月下旬に習志野署で既に相談を受けていることを確認。誠さんに習志野署へ被害届を出すようアドバイスしたという。
関係者によると筒井容疑者は今月14日に自宅で暴れるという家庭内トラブルを起こしていた。桑名市消防本部を通じて連絡を受けた桑名署員が自宅に駆けつけたが、既に筒井容疑者はいなかった。
(中日新聞)
長崎県西海市の2女性殺害事件で、亡くなった山下美都子さん(56)の三女の元交際相手だった三重県桑名市の無職筒井郷太容疑者(27)=殺人容疑などで逮捕=から三女が暴行を受けているとして、父親が三重県警にも相談していたことが19日、県警への取材で分かった。
三女と父は12月6日と12日、千葉県警習志野署を直接訪れて経緯を説明。千葉県警は同14日に傷害事件として被害届を受理し、捜査していた。
反捕鯨団体「シー・シェパード」の関係者が和歌山県太地町で男性会社員を暴行したとされる事件で、県警が関係先として、団体のメンバーらが滞在する隣町のホテルなど数カ所を暴行容疑で家宅捜索したことが19日、分かった。捜査関係者が明らかにした。
捜索は18日。県警は団体メンバーらが使っているパソコンや携帯電話などを押収したとみられ、太地町の捕鯨への妨害、監視の実態を調べる。
暴行事件は、16日午後0時40分ごろ、立ち入り禁止の太地町の堤防道路に入ろうとしたオランダ国籍の男(42)が、制止した男性会社員の胸を手のひらで突いたとされる。
廃品回収場にずらりと並ぶ旧型のテレビ 夕焼けで赤く染まる空の下、ブラウン管テレビが、福岡県糸島市の廃品回収場にずらりと並んでいた。セピア色に見える光景は、どこかしら昭和のノスタルジーに通じるものがある。
今年7月、地上波アナログ放送が終了し、地上デジタル放送に完全移行。アナログ放送しか受信できない旧型テレビから、地デジ対応の薄型テレビへの買い替えが一気に進み、家庭で不用品となるテレビも増えた。
家電リサイクル法では、廃品のブラウン管テレビは消費者が処理料を負担し、家電量販店などを介してメーカーに回収させることを原則としている。無料で回収したテレビをアナログ放送がある国に中古品として輸出するケースもあるが、歴史的な円高などの影響もあり、リサイクル業者は「赤字かトントンがやっと」という。
=2011/12/19 西日本新聞=
岡山県津山市の宮地昭範市長が賽(さい)銭(せん)泥棒を発見し、逮捕に貢献していたことが19日、分かった。犯行は未遂に終わり、妻との連係プレーによるお手柄だったという。
岡山県津山署によると、18日午後5時40分ごろ、津山市福力の荒神社境内で、賽銭箱を物色する男を宮地市長が見つけ、通報で駆けつけた同署員が、窃盗未遂容疑で新見市大佐の佐藤武容疑者(57)を現行犯逮捕した。
宮地市長は妻と夕食に行く途中で、佐藤容疑者がエンジンをかけたままの軽乗用車を止めて神社境内に入っていくのを不審に思い、後をつけたところ、賽銭箱のふたを開けて物色し出したという。市長は妻に警察への連絡を依頼し、警官が来るまでの約20分間、見張りを続けていた。
宮地市長は「安全安心のまちづくりに一役買えたのはうれしい」と話している。
栃木県鹿沼市で4月、クレーン車を運転中にてんかんの発作で意識を失い、小学生6人をはねて死なせたとして、自動車運転過失致死罪に問われた元運転手柴田将人被告(26)に宇都宮地裁は19日、求刑通り、法定刑の上限の懲役7年の判決を言い渡した。
佐藤正信裁判長は判決理由で「病気に真摯に向き合わず危険性を軽視したことが事故の原因。注意義務を怠ったのは悪質で重大だ」と述べた。
柴田被告の弁護人は閉廷後、被告が控訴しない意向を明らかにした。
万引された可能性があると認識しながらゲームソフトを買い取ったとして、警視庁少年事件課は19日、大手DVD・CDレンタル「ゲオ」(本社・愛知県春日井市)の東京都内の3店舗を、店員による盗品等譲り受けの疑いで家宅捜索した。
少年事件課は、東京都や神奈川県など首都圏の系列22店舗が今年6月下旬〜8月上旬、47回にわたり、川崎市の塗装作業員(18)ら少年3人が万引したゲームソフト約420本(計約400万円相当)を、計約130万円で買い取った疑いがあるとみている。
少年3人は東京都品川区内の家電量販店などで窃盗をした非行容疑で、家裁に送致されている。
少年らは、「新品は買い取れない」と断られた際にも店舗内で包装のカバーを外すと店側が買い取ったなどと供述しており、警視庁は全店の店員や店長らから事情を聴く方針。少年らは「店員は疑うどころか、もっと持ってきてくれという雰囲気だった」とも供述しているという。
万引された商品の買い取りをめぐっては、大手DVD・CDレンタルの「TSUTAYA(ツタヤ)」の都内店舗が、買い取ったCDなどに盗品の疑いがあったのに、警察への届け出を怠っていたとして、古物営業法に基づき中古品の売買について14日間の営業停止処分を受けた。
(中日新聞)
18日午後6時20分ごろ、岐阜県大垣市笠木町の国道21号交差点わきの歩道で、高齢の男性が倒れているのを通りかかった人が見つけた。男性は病院に運ばれたが、頭を強く打っており、1時間後に死亡した。
大垣署がひき逃げ事件として捜査していたところ、30分後に乗用車を運転していた男が現場に戻ったため、19日未明、自動車運転過失致死と道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。
大垣署によると、男は大垣市矢道町、鉄工所経営上野俊之容疑者(53)。「何かにぶつかったのは間違いないが、人をはねたとは思わなかった」と供述している。
死亡した男性は70〜80歳くらいで、身長150センチ。黒いジャンパーとズボンを着ていた。現場は信号のある交差点。大垣署が男性の身元と事故原因を調べている。
(中日新聞)
ゲオ池上店に家宅捜索に入る警視庁の捜査員=19日午前9時9分、東京都大田区 少年らが万引したゲームソフトを盗品の可能性があると認識しながら買い取った疑いがあるとして、警視庁少年事件課は19日、盗品等有償譲り受け容疑でソフトレンタル大手「ゲオ」(本社・愛知県春日井市)の都内の三店舗を家宅捜索した。
捜査関係者によると、警視庁に窃盗容疑で逮捕された18~19歳の少年3人が首都圏の家電量販店で万引したゲームソフトを都内や神奈川県のゲオの約20店で売却した疑いがあることが判明。
3人は6月から9月にかけ約400万円相当の商品を売却していたとみられ、警視庁の調べに「すぐ新品と分かるものを売ったのに、怪しまれなかった」と話しているという。
19日午前2時55分ごろ、愛知県飛島村の第2名神高速下り線飛島インターチェンジ出口の料金所手前で、料金所の従業員男性から「道路脇のガードレールに大型トレーラーが衝突し、運転手がいない」と110番があった。県警高速隊が現場で確認すると、トレーラーの運転手で静岡県袋井市広岡、石川政敏さん(62)が車とガードレールの間に倒れており、病院に運ばれたが死亡した。
高速隊によると、石川さんは静岡県磐田市の運送会社にアルバイトで勤め、同社のトレーラー(32トン)で名古屋市港区にタイヤを運ぶ途中だった。
現場は道路が広くなっており、緩やかな下り坂。数百メートル手前の右側の壁と、トレーラーの右前部にそれぞれ接触した跡があった。エンジンは切ってあったが、サイドブレーキは引かれていなかった。石川さんは接触に気付き、確認のために料金所手前で車を止めて降りたところ、車が動きだしてタイヤに巻き込まれたらしい。
(中日新聞)
九州電力玄海原発のある佐賀県玄海町が発注した1998年度以降の公共工事のうち、原発関連交付金を財源とする工事総額の約4割を岸本英雄町長の実弟が経営する「岸本組」(同県唐津市)が受注していたことが、西日本新聞が入手した町の開示文書などで分かった。受注額は、岸本氏が町長に就任した2006年度以降に増加傾向がうかがえる。岸本町長は「入札は適正にやっている。町内には(大型工事を受注できる)特A業者が他になく、受注額が多くなったのではないか」と説明している。
文書は、町発注の公共工事(1千万円以上)の98年度以降の契約状況について、町議の一人が町情報公開条例に基づき開示請求。町が保存する資料を基に工事名、入札参加企業、契約企業などを公開した。
文書や町への取材によると、同町では電源立地地域対策交付金などを活用した工事は98年4月-今年10月中旬の間、少なくとも178件、計約105億6570万円分を主に指名競争入札で発注。このうち業者の中で受注が最も多いのは岸本組(共同企業体含む)の45件で、契約額は全体の41%に当たる約43億4110万円だった。
工事は薬用植物栽培研究所の温室棟建設や次世代エネルギーパークの敷地造成など。契約額は、町長就任前の05年度以前には計約15億2400万円だったのに対し、就任後の06年度以降は計約28億1710万円で年々増える傾向がうかがえた。
受注が2番目に多かったのは同町の別の建設業者で33件。契約額は岸本組の約2割だった。
一方、交付金以外の工事については、町は同期間に少なくとも301件、計約138億4850万円分を発注。このうち岸本組は計約56億3260万円分(40・6%)を受注した。
町によると、指名競争入札に参加できる町内12の登録業者のうち岸本組は唯一、土木工事で6千万円以上を受注できる「特A」ランク、建築工事で4500万円以上を受注できる「A」ランクの資格を持つ。
岸本町長は、就任後に原発関連工事の岸本組の受注が増えた点について「(08年度から)プルサーマル発電に伴う核燃料サイクル交付金が入り、全体のパイが大きくなったのが要因だろう」としている。
=2011/12/19付 西日本新聞朝刊=