本格的に始まった「チャンポン」の絵付け作業=21日午前10時半ごろ、福岡市東区の筥崎宮 博多の三大祭りの一つ、筥崎宮(福岡市東区)の「放生会(ほうじょうや)」(9月12―18日)で販売するガラス細工「チャンポン」の絵付け作業が21日、同宮の社務所で本格的に始まった。
チャンポンは息を吹き込むと「ポコン、ペコン」という独特の軽やかな音色を奏でることから放生会の縁起物として人気。絵付けは、巫女(みこ)さんが一つ一つ手作業で行い、大小数百のチャンポンが置かれた和室で細筆を手に図柄を描いていた。
巫女さんの1人、山崎桂さん(20)は「音色と同じ心和む優しい絵を丁寧に描いていきます」と話していた。
8月下旬までに2100個を仕上げる。種類は色、形、サイズにより全10種類。花柄や筥崎宮の鳥居、金魚などが描かれている。価格は3千―9千円。
=2011/07/21 西日本新聞=
勇壮な回し練りを披露する黒崎祇園山笠の男衆=20日午後8時すぎ、北九州市八幡西区 北九州市八幡西区の伝統の夏祭り「黒崎祇園山笠」が20日夜、黒崎地区一帯で開幕。6基の山笠が例年同様の力強い山見せを繰り広げた。
初日はJR黒崎駅前の「ふれあい通り」で山笠競演会を開催。人形に電飾を施した山笠が引き回す速さや豪快さを競い合った。1個の車輪を軸に山笠を傾け一気に回転させる「回し練り」が披露されると、沿道から大きな拍手が送られた。21、22日は山笠が神社や町内を巡る御神幸(しんこう)。23日にふれあい通りに山笠が集結し、解散式がある。
昨年の祭りで進入禁止区域に入った男衆と役員がトラブルとなったことが原因で、参加山笠が昨年の8基から減った。
=2011/07/21付 西日本新聞朝刊=
鳥取県米子市周辺の遺跡から出土した資料を紹介する企画展が、市福市考古資料館で開かれている。土器や勾玉(まがたま)といった弥生時代から平安時代にかけての日用品や装飾具など約100点を展示。当時の人々の暮らしに思いを、はせることができる。25日まで。
展示されているのは、博労町(米子市)、陰田第3(同)、境矢石(南部町)の3遺跡出土品。市教育文化事業団による平成21、22年度の調査で発掘された。
博労町遺跡で見つかった2個をくっつけたとみられる勾玉は、国内ではこれ1つしか出土していないデザイン。低湿地に位置する陰田第3遺跡では、田げたやたらい、食器など弥生時代の木製品が腐らずに残っていた。境矢石遺跡からは、弥生前期~中期のつぼ型土器や古墳前期の土師器(はじき)が出土した。
奈良時代の役人が使ったとみられる名前入りの「墨書土器」や、鎌倉~戦国時代に中国から輸入された青磁器のかけらなども公開されている。
午前9時半~午後5時、20日は休館。無料。問い合わせは同資料館((電)0859・26・0455)。
【芦別】芦別の夏を彩る「芦別健夏山笠(けんかやまかさ)」の追い山が16日夕、JR芦別駅前通を発着点に行われ、締め込み、水法被姿の男衆が重さ1トンの山笠とともに市内を駆け抜け、市民の無病息災を祈った。
芦別の山笠は、本場・博多祇園山笠から全国で唯一、兄弟山として認められており、今年で23回目。
町内会や企業、団体などでつくる「流(ながれ)」と呼ばれる四つのグループが、金太郎や楠木正成などの人形を飾った山笠を押し立てて5分おきにスタート。折からの雨にも負けず、約2キロのコースでタイムを競った。
沿道には見物客がびっしりと並び、「オイサ、オイサ」の勇壮な掛け声に合わせ山笠に声援を送っていた。
東日本大震災復興支援のチャリティーライブに出演するシーナ&ザ・ロケッツのシーナさん(右)と鮎川誠さんポスターを手にチャリティーライブをPRする別役さん 東日本大震災の被災地の復興を支援しようと、北九州市若松区の若松市民会館で31日、ロックバンド「シーナ&ザ・ロケッツ」などが出演するチャリティーライブが開かれる。同市で避難生活を送る被災者約150人を招待、収益は被災地へ贈る。ロケッツのボーカルのシーナさん(57)は若松区出身で、夫でギタリストの鮎川誠さん(63)は福岡県久留米市出身。夫妻は「音楽で心を一つにし、復興を応援したい」と意気込んでいる。
ライブは、若松区の不動産会社社長別役(べつやく)法尚(のりひさ)さん(60)ら市民有志が実行委員会をつくり主催。別役さんは当初、自身がボーカルを担当しているアマチュアバンドの結成10周年ライブを予定していたが、3月11日に震災が起きて計画を変更。鮎川さん夫妻ら知り合いのアーティストに協力を呼び掛けた。
夫妻は震災発生時、福岡市で仕事の打ち合わせ中だったという。翌日には東京の自宅に戻ったものの、福島第1原発事故に不安を覚え、家族5人で約2週間、若松にあるシーナさんの実家に避難した。鮎川さんは「ニュースを見るたびに心が痛む。ロックの力で暗い雰囲気を吹き飛ばしたい」と強調。シーナさんは「今こそ、みんなが未来に夢を持てるような音楽を古里から発信したい」と力を込める。
出演はほかに5組。2006年に復活したバンド「ゴダイゴ」のギタリスト浅野孝巳さん、フランスのレーベル所属のロックバンド「バラカ」、北九州市のアマチュアも登場する。別役さんもバンドの一員として出演予定で「少しでも被災者の皆さんに元気になってもらえれば」と話した。
午後2時開演。チケット2千円。収益は若松区役所を通じて被災地に寄付する。実行委=093(751)7236。
=2011/07/19付 西日本新聞夕刊=
個性的な演技で知られた俳優の原田芳雄さんが19日午前、東京都内の病院で死去。71歳。
大阪府高槻市の商店街「高槻センター街」に、店員ら計53人を紹介する垂れ幕が掲げられ、買い物客の話題を集めている。人気アイドルグループ「AKB48」のように総選挙が行われたわけではないが、12人の“ナイスガイ”をはじめ、いずれも商店街の顔役だ。AKB48にちなんだ「TCG48」として連日、買い物客との距離を縮めている。
同センター街は、阪急高槻市駅とJR高槻駅の間に位置し、東西約300メートルに約100店舗が並ぶ。商店街振興組合は、販売促進部会を立ち上げて活性化に取り組んでおり、「働く人の顔が見えるように」と垂れ幕の設置を考案した。垂れ幕は4種類あり、顔写真が載っているのは選抜メンバーではなく、同部会の協力要請に応じて写真を提供した経営者や店員ら。
阪急高槻市駅側からセンター街に入って最初に目にとまるのが男性12人の“ナイスガイ”たちだ。センター街が目指す「ナイス街(がい)」をかけたネーミングで、「戦隊」の衣装を身にまとう。無投票でセンターの位置を獲得した生活雑貨店経営、中川文男さん(57)は「ファンができたら困るけど、お客さんが声をかけてくれるとうれしい」と笑う。
このほか、女性店員らは韓国の女性グループにならったものや演奏会を舞台にした垂れ幕で紹介し、総勢53人が登場する。振興組合副理事長の木下能一(よしかず)さん(58)は「『あそこに載っているあの人や』と、お客さんにニヤッとしてもらえれば」と話している。
【写真説明】ナイスガイの垂れ幕が話題を集める「高槻センター街」=大阪府高槻市(高瀬真由子撮影)
「こだまでしょうか、いいえ誰でも」-のフレーズで、多くの人の共感を呼んだ童謡詩人の金子みすゞ(1903~30年)を紹介する展示が、岡山県瀬戸内市牛窓町の市立美術館で開かれている。
東日本大震災をきっかけに、みすゞの詩がテレビで流れたことで、彼女の詩や童謡が改めて注目を集めている。
同展では、山口県長門市の「金子みすゞ記念館」所蔵で、みすゞが詩集としてまとめた3冊の手帳(レプリカ)や、まな娘のことばをつづった「南京玉」(実物)、みすゞが着た着物など貴重な資料約30点を展示している。
美術館の担当者は「展示は震災前に企画しましたが、大勢の人がみすゞの詩に触れたことで関心が高まり、入館者が増えています」と話している。
20日まで。観覧料は一般400円、中学生以下は無料。問い合わせは同館((電)0869・34・3130)。
広島市中区基町の「市映像文化ライブラリー」で18日、平和をテーマにした映画を上映する「平和のシネマテーク2011」が始まった。
8月28日まで21作品を上映予定で、初日のこの日は、両親が沖縄出身の少女を主人公に戦争の傷跡などを描く「太陽の子」を上映した。
今月の上映予定は、22日「きけ わだつみの声」▽23日「雲ながるる果てに」▽24日「激動の昭和史・沖縄決戦」▽29日「私は貝になりたい」▽30日「海軍特別年少兵」▽31日「火垂るの墓」。
各日2、3回上映。鑑賞料は大人500円、子供250円。問い合わせは同ライブラリー((電)082・223・3525)。
東日本大震災の被災地を支援するチャリティーコンサートが24日、鳥取県米子市の米子聖ニコラス教会で開かれる。県西部を中心に活動する「山陰少年少女合唱団リトルフェニックス」が歌声を披露。入場料は500円で、すべて義援金に充てられる。
合唱団は園児から高校生まで約20人で構成。歌謡曲から童謡まで幅広いジャンルの14曲を歌い、被災地に元気と希望を届ける。
午後6時開演。幼児無料。問い合わせは同合唱団事務局((電)0859・33・7304)。
鳥取県米子市出身の音楽家、高木東六(1904~2006年)を紹介する企画展が、市立山陰歴史館で開かれている。没後5年にあたり、童謡から歌謡まで幅広いジャンルの曲を残した高木の軌跡を、約100点の資料でたどっている。
高木が米子で過ごしたのは幼少期だけだが、生涯、故郷として愛し、米子高校の校歌や「米子市の歌」を作曲。父親が神父だったこともあって小学校時代から聖歌に親しみ、中学校では童謡を作曲して雑誌に投稿していたという。
企画展では、それらのエピソードを紹介する資料のほか、自筆の楽譜や日記などを展示。二葉あき子さんが歌った昭和25年のヒット曲「水色のワルツ」、美空ひばりさんの「あまんじゃくのうた」にまつわる資料も公開されている。
24日まで。午前9時半~午後6時、入館料300円(高大生200円)。
問い合わせは同館((電)0859・22・7161)。
札幌市手稲区の夏の風物詩で、約1万個の手作りちょうちんに灯がともる「第20回ていね夏あかり」(同実行委主催)が17日、「てっぽく広場」(同区前田2の12)で開催された。東日本大震災の被災地に向けた祈りの明かりに大勢の来場者が見入っていた。<北海道新聞7月18日朝刊掲載>